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松本商店

松本商店

兵庫県 松本商店

  • 駅近
  • ペア可
  • 持ち帰りOK

 言わずと知れた日本酒の名産地、灘。その一角、西宮市今津で和ろうそくを作り続けているのが、松本商店です。創業は明治十年。原料の加工から仕上げの絵付けまでを一貫して行なっています。
 和ろうそくは、植物由来。独特の揺らぎをもった美しい炎は、日本のみならず海外でも多くの人の心をとらえ続けています。製造技術だけでなくその炎に込められた想いも大切に伝える松本商店で、皆さんも日本の心に触れてみませんか。

  • 和ろうそく

    和紙芯

    和ろうそくの炎

    桜の木の型からとる

    松本商店

  • 伝統に、常に新しい風を

     瀬戸内海もほど近い、西宮今津に店を構える松本商店。その始まりは明治時代に遡ります。姫路城出入りのろうそく屋ののれん分けとして初代松本亀吉が創業。「中では職人、外では商人」の精神で、製造から販売まで行なっています。
     現在の社長は四代目、松本恭和さん。工房というと閉鎖的なイメージがありますが、恭和さんはじめ皆様とっても社交的で、とても風通しの良い工房でした。西宮で育った会社として地域との関わりも深く、私たちが伺った際も仕事体験の中学生が来ていました。

    植物からつくられる和ろうそく

     一般的に普及しているろうそくは、パラフィンという合成物質で作られています。対し和ろうそくの原料は、櫨の実から採れる木蝋。この木蝋はススが出にくく仏壇や壁を汚しません。
     この木蝋、現在は生産量が減っています。櫨の木は九州に多く自生し、昔から「ちぎり子さん」と呼ばれる人たちが一房一房手で収穫してきました。しかし10メートルにも成長する櫨の木の上での作業は危険を伴い、現在ではちぎり子さんが減っているのだとか。更に自然災害の影響で櫨自体が減ってしまいました。そのため産地では木蝋を守ろうと様々な活動が行なわれているそうです。

    暗闇に揺らぐ炎

     和ろうそくの大きな特徴が、その美しい炎の揺らぎ。それを生み出しているのがろうそくの心臓、芯です。和ろうそくの芯は、和紙に灯芯を巻き付けたものを真綿でまとめて作ります。灯芯とはい草の髄のこと。水や養分を運んでいた髄は、粘りの強い木蝋だってしっかりと吸い上げます。これが和ろうそくの炎独特の繊細な力強さ、幽かな揺らぎを生み出しているのです。

    ひとつひとつ、人の手で

     和ろうそくは、手で芯に何回も何回も蝋を掛ける、清浄生掛け(しょうじょうきがけ)という方法で作られます。現在は桜の木型を使った型流しという方法も。量産化の過程で生み出された方法ですが、それでもひとつひとつ芯を差したり、蝋を流し込んだり、手作業で行なわれています。
     木蝋をつくる職人さん、芯を巻く奈良のおばあちゃんたち、蝋をかける職人さん…。たくさんの職人の手が和ろうそくづくりを支えています。

    炎を通じ、心を伝える

     現在の和ろうそくには、木蝋だけでなく米ぬかや蜜蝋といった蝋も使用されています。しかしどれにも共通するのは、植物由来であること。これは、お供え物としての意味に由来します。
     和ろうそくのなかでも、絵の描かれている絵ろうそくは花の代わりとして仏壇に備える事が出来るといわれます。多くの方が「絵が描いてあるから」と思われるそうですが、実は植物性の蝋だからなんだそうです。元々北陸などの豪雪地帯で使われていた絵ろうそく。冬場、花が手に入りにくい時期に、花の代わりにお供えしていました。
     花がなくても、和ろうそくを仏壇にお供えし、火を灯す。そのひと時は、故人に想いを馳せ、その魂と会話する時間です。そうやって伝えられてきた和ろうそくの炎は、私たちの心に静かに語りかけてきます。仏壇のないお家でも、和ろうそくに火を灯し、忙しい日常から離れて何かに想いを馳せる。心にやすらぎを与えてくれるひと時を。

    日本の心に触れる、体験コース

     清浄生掛けの方法で、芯から和ろうそくをつくります。芯作りは切れやすい灯芯や大変細い真綿を扱う繊細な作業です。芯が出来たら、いよいよ蝋掛け。木蝋を手を使って掛けていって頂きます。頭切り、尻切りという作業で仕上げ。白っぽい蝋の塊から自分で作った芯が覗き、蝋燭の形が出来上がると感慨もひとしおです。
     絵付きコースを選んでいただいた方には、絵の具を使ってお好きな柄を付けていただけます。
     櫨蝋と灯芯ならではの炎の揺らぎが美しい和ろうそく。たくさんの想いが込められた日本の伝統を、是非体験してみてはいかがでしょうか。

    松本商店体験レポート


職人紹介 About craftsman

松本恭和 / Matsumoto Kazuyasu

松本商店 四代目

 明治十年創業の松本商店、恭和さんはその四代目です。他の職人の方たちと手分けして、全国各地で和ろうそくづくりの実演・販売を行なうエネルギッシュぶり。ゆっくり、でもはきはきとした口調で語る和ろうそくのうんちくは、聴き手を惹き付けます。伝統を大切にしつつ、常に新しい風を求める。商人気質も併せもった職人さんです。

松本商店 松本恭和


アクセス Access

松本商店

住所
〒663-8215
兵庫県西宮市今津水波町11-3
アクセス
JR・阪神電鉄 西宮駅徒歩20分
阪神電鉄 久寿川駅徒歩5分
周辺情報
灘の名酒で知られる「宮水」の湧き出るまち、西宮。そのため松本商店周辺にはたくさんの酒蔵が建ち並びます。なかには博物館として公開されている酒蔵、試飲の出来る酒蔵も。体験の前に、お酒をテーマにまち歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。もちろん、試飲はほどほどに。

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